小伝馬町の焼肉店ではリーズナブルな店も人気があります。リーズナブルというのは、値段だけを見て「安い」と感じる店ではなく、提供される食事内容を考えると安く思えるというようなコスパの高い店のことをいいます。「この値段でこの国産牛が食べられるとはどうして?」というような店がたまにありますが、そのような店はお客様ファーストで営業をしているので満足度が高くなりやすいです。コストパフォーマンスを高くするには、最終的に値段を押さえなくてはなりません。しかし、仕入れ値が高いと当然お客様に提供する際も高い値段を付けなければならないでしょう。
店を営業するには、従業員の給料、店舗の賃料や水道光熱費、仕入れを行うための必要経費などが必要です。いわゆる店の運転資金というのは、毎月確実に発生するため計画的にプールしておかないといけません。小伝馬町の焼肉店はどの店も繁盛していますが、店を継続していけるのは運転資金が間に合っているからです。これはおいしい食事を提供すればどうにかなるものではなく、店を経営する知識やセンスがなければ成り立ちません。いずれにしても、最終的には質の高い肉を仕入れてコストパフォーマンスの高い店であれば、自然とお客様も集まって運転資金も無理なく店を継続させられるという流れになるような気がします。